しかし流石の橋も、渡ってもわらわなければ叶えようがないわけで。
 
 
ハッピーエンド
 
 
「お父さん・・・」
ファイがパパと再会したのは、数時間の空の旅を終えた後の日本の空港。愛息子を待ちきれずに迎えに来たらしい。
黒鋼と繋いだ手に力が篭った。歩み寄ってきたパパが、二人の前で足を止める。
「・・・お帰り。」
「た・・・ただいま・・・」
いきなり黒鋼が殴り飛ばされたりするんじゃないかなんて想像していたので、常識的な台詞に拍子抜けした。
しかし、次の言葉に少し緊張が走る。
「・・・帰るぞ。」
「あ・・・の・・・」
当然のように、いつものベンツがどこかで待機しているのだろうと思った。
「黒むーも、一緒でいい・・・?途中で、寄りたい場所があるんだ・・・」
あの橋を渡らなければならない。二人で。
けれど、
「・・・あの家にじゃない。」
「え・・・」
「チケットはもう取ってある。家の荷物は後日運ばせる。パスポートは持っているな?」
「ま・・・待って・・・やだ!」
「駄目だ。」
パパが手を伸ばす。黒鋼は咄嗟にファイを背に回した。
「・・・どきなさい。」
「行かせねえ!帰るなら一人で帰ればいいだろ!」
「電話とは随分口の利き方が違うな。」
そう指摘されて黒鋼はぐっと息を呑み、ですます調で言い換える。どうも迫力が出ないのだが。
「・・・・・・連れて行かないで下さい。」
「もう決めたことだ。」
「そんな勝手な・・・!」
「私の息子だ。他人が口を出すな。」
「っ・・・」
ファイが黒鋼のシャツを握り締めて、背中に額を押し当てた。泣いているのだろうか。
こんなに強く繋がっているのに。
「・・・ください・・・」
「何?」
「ファイを俺に下さい!」
それでも他人だなんて。一緒にいたいと、主張する権利すらないなんて。
「愛してるんだ。必ず幸せにする!連れて帰らせるより、幸せに・・・!!」
「く・・ろむ・・・」
シャツを握る手に、さらに力が篭った。
「連れて帰らせるより、か・・・。」
けれどパパの声は冷たい。
「レベルの低い比較対象だな。」
「は・・・?」
言葉の意味がつかめなくて、パパの表情を窺う黒鋼の視線を無視して、パパは黒鋼の向こうにファイを見据える。
「ファイ、」
びくりとファイの体が震えたのが、握り締められたシャツを通して伝わってきた。
「い、やだ・・・離れない・・・」
「・・・二人きりで話したい。無理に連れて行くことはしないから、こちらへ来なさい。」
「・・・・・・ここで言って。」
「彼に、聞かれたくない話だ。」
「・・・・・・・・」
ファイは戸惑った表情で黒鋼を見上げた。黒鋼は迷ったものの、小さく頷く。少なくとも、話したいと言ったパパの瞳は真剣だった。
 
「ファイ。」
再びパパに促されて、ファイはおずおずと黒鋼から手を離した。そしてパパに導かれて、50メートルほど離れたところで足を止める。もう通常会話程度の音量なら黒鋼には聞こえまい。パパは改めてファイに向き合った。
「自分からは、帰ってきてくれないと思っていた・・・。」
「・・・こんな風に引き裂かれるために・・・帰ってきたんじゃない・・・」
「・・・そうだろうな。」
俯いた金髪の間から、涙がこぼれるのが見えた。パパはファイを抱き寄せて、そのまましばらく様子を見て、突き放されないことにほっとする。ただ抱きしめるだけでびくびくするなんて。こんな風になってしまうのは悲しい。
「どうして許してくれないの・・・」
「ファイ・・・」
「どうして分かってくれないの・・・!!」
「・・・分かっている。ちゃんと・・・」
人を愛する気持ちも、引き裂かれる痛みも。
「ちゃんと・・・分かっている・・・」
「じゃあどうしてっ・・・!!黒むーだから!?どうしてそんなにっ・・・」
「ファイ・・・お前が選んだ相手を悪く言うような、嫌な父親にしないでくれ・・・。」
気に入らない所など、今思い返せばひとつしか思い当たらない。
ファイが彼に惹かれていた。彼がファイに惹かれていた。
きっとはっきり認識していなかっただけで、どこかでは、気付いていたから。
「誰にも渡したくない・・・それだけだ・・・。」
見下ろしたファイの首筋に、紅い跡を見つけた。
彼らの誓いは、ファイがもう自分だけのものではないのだという証。
それでも。
「ファイ・・・お前は私の宝だよ・・・。」
 
 
話の内容は全く聞こえない。ここから分かるのは、ファイが泣いていることだけ。こんなことなら、星史郎に読唇術を習って置けばよかった。ファイはパパの胸に顔を埋めているから口元は見えないが、パパの言葉だけなら読み取れたのに。
歯痒さを堪えていると、ふとファイが顔を上げた。話が終わったのだろうか。パパがファイの顔を拭って、髪を撫でる。そして、ファイだけが駆け足で戻ってきた。
ファイは無言で黒鋼の背に手を回して、胸に顔を押し付けた。ぎゅうっと音が鳴りそうなほどの強い抱擁。言葉にされなくても分かる。行ってしまうつもりだ。
「・・・・・・なんでっ!!」
「・・・・・・橋を・・・」
ファイが顔を上げて、涙に濡れた瞳で黒鋼を見つめる。
「橋を渡って・・・。また、会えますようにって・・・。」
「二人で渡るって言ったじゃねえか!」
「・・・・・・ごめん・・・」
駄目なのだと首を振れば、頬に残る跡をまた新たな涙が伝った。
「電話するよ・・・手紙も書く・・・。終わりじゃないから・・・変わらないよ・・・ずっと・・・愛してる・・・。」
引き離されても変わらない。変えられない。自分の想いを信じてる。だから。
「大丈夫・・・離れても・・・大丈夫・・・。」
「ファイっ・・・!」
「キスして。」
「っ・・・」
強く強く抱きしめて、深く深く重ねる。角度を変えて、何度も、何度も。
けれど、唇だけで繋がる体が、今日は酷く遠い。
どんなに強く抱きしめても、一つにはなれない。
「くっ・・そ・・・!」
「あっ・・・」
首筋に口付けて、きつく吸った。痛々しいほどの紅が、白い肌に残る。それでもまだ
「いやだ・・・行くな・・・行くなっ・・・!!」
「黒むー・・・」
けれどファイは小さく首を振って、もう一度だけ、唇を重ねた。そして数歩、後退る。
「ファイ!」
「・・・・・・ごめんね・・・」
その言葉を最後に背を向けて駆け出す彼を、追ってはいけない理由などなかったのに、踏み出せなかった。
パパの所まで戻って一度だけこちらを振り向くと、すぐに人ごみに紛れて消えていくファイを、ただ、見送っていた。
 
「上手くはいかんもんだなあ。」
「・・・・・・居たのか・・・。」
「お隣さんと一緒に来たんだ。修羅場に口は挟まないって条件で。お見送りも兼ねてな。かっこよかったぞ、息子。」
ぽんと、背後から頭に手を置かれる。もう殆ど身長も変わらないのに、その手はまだ父親の手だ。大きくて温かくて優しい。少し、泣きそうだ。
「お、何だ、泣くか?抱きしめてやろうか?お隣さんほど絵にはならないだろうが。」
「・・・泣かねえよ・・・。今生の別れでもあるまいし・・・。」
「男の子は泣いて強くなるんだぞ?」
「・・・・・・泣いてる場合じゃねえんだ。」
まず橋を渡らないと。そして力を手に入れよう。今度は自分の力だけで、ファイを迎えに行くために。
 
きっとそれが、ハッピーエンド。
 
 
 
 
ファイの家は、荷物が運び出された数日後に取り壊された。そこまでする必要はないだろうと思ったが、業者の方に文句を言ってもどうしようもないので、思い出の部屋が瓦礫に変わるのを、防音壁の向こうから黙って見守った。
そしてすぐに新しい家の建設が始まる。今回は今風の少しおしゃれな外観の家で、また黒鋼の部屋の向かいに窓があった。前より少し大きくて飛び込みやすそうだと、そんなことを考えてはもう跳ぶ必要もないのだと落胆する。
それでも気持ちが折れなかったのは、彼のお陰かもしれない。
「ああ、ファイさん元気にしてましたよ。チィちゃんちのゴールデン・レトリーバーが子犬を産んで、可愛い可愛いって二人でべったり。お父上は折角連れ戻したファイさんを、今度は犬に取られて不機嫌全快でしたけど。あ、今度の土日にでも一緒に行きますか?」
「・・・いや・・・いい・・・。」
頻繁にファイの元に遊びに行く星史郎の土産話は、遠く離れてしまったようで、実際はそれほど遠くもないような錯覚を与えてくれた。でも、迎えに行く前に遊びに行くなんて、興醒めな気がする。
「それにしても、空港での修羅場を生で見れなかったのは残念です。奪いに行く時は手出しさせてくださいね。」
「・・・・・・・・やめてくれ。」
「ああ、それと、空港で君がつけたキスマークが消えてしまったとかでファイさんが酷く寂しがっていたので、僕が新しいのを代わりに」
「何!!!?」
「・・・嘘に決まってるでしょう。良くこの程度の嘘に引っかかりますね。」
星史郎はこの状況ですら楽しんでいるらしい。
 
小狼の消息は知らない。またどこかで誰かを護っているのかもしれない。
 
やがて、隣家も完成した。
 
 
 
 
(遅くなったな・・・)
黒鋼は夜道を歩きながら、腕の時計に目を落とした。クラブが長引いてもう8時。クラブのあとに星史郎にからかわれていた時間のほうが長いが。薄情な姉妹達は、もう夕飯を食べ終えている頃だろう。一人きりの夕飯って結構寂しいのだが。特に夜は、いつもファイの部屋で夜食だったから。
(あ、くそ・・・思い出した・・・)
切なくなるから過去の事はあまり考えずに、いつか迎えに行く日のことだけを考えようと努めているのに。
振り切るように急ぎ足で角を曲がろうとすると、反対側から来たトラックと接触しかけた。
「うわっ」
咄嗟に避けたから良かったものの、向こうはこちらに気付かなかったらしい。
(ったく、子供飛び出し注意の看板が見えねえのか。)
この年になってその看板に頼るもどうよ。
しかしまあこの年なので小さなことにいつまでも拘らずに、さっさと家に向かおうとして黒鋼は少し手前で足を止めた。新築の隣家に、明かりがともっている。そういえばさっきのトラック、テレビでよく見る引越社のマークがついていたような。
(引っ越してきたのか・・・)
空き家の方が良かった。あの部屋に居るのがファイでないなら。
そんな考えを改めるのは、夕飯を終えて自室に戻った後。
 
隣家の住人に興味はなかったが、一応窓から覗いてみる。向かい合う部屋は換気のためか窓が開いていて、ベッドと机が入っているのが見えた。学生が住むのだろうか、配置が、ファイがいた頃と同じだ。
「嫌味かよ・・・」
とんでもない言いがかりをつけて、カーテンを閉めようとしたとき、窓の端の方で何かが動いた。動物でも飼っているのかと視線を戻す。しかし、ひょっこりと顔を覗かせたのは、白猫の、ぬいぐるみ。
「・・・・・・なんで・・・・」
思わず窓を開けた。似てるなんて言うレベルではない。何年間も、向かいの部屋を覗くたびに視界に入ったその姿を、見間違えるわけがない。
「にゃーおv」
声変わりしても男性にしては少し高い声が猫の鳴きまねをして、白い手が招くようにぬいぐるみを動かす。その手の主は壁の向こうに隠れて見えなくても、間違えるはずがない。
黒鋼は向かいの窓めがけて窓枠を蹴った。数ヶ月ぶりとはいえ、何年も繰り返した動作。殆ど音も立てずに、目標地点に着地する。
「ひゅう♪さっすが黒様ー!」
賞賛が発せられた方向に首を回せば、やっと、焦がれた姿が目に入った。
「ファイ・・・なんで・・・」
「えへへー、ただい、わっ・・・」
突然勢いよく抱き寄せられて、ファイの手からぬいぐるみが落ちて床に転がる。まあいいやとファイも黒鋼の体に腕を回した。
「そんなに寂しかったー?」
「うるせえ・・・。説明しろ、どういうことだ。」
「んー、あの時、お父さんがねー。」
 
『お前は私の宝だよ・・・。だから、笑っていて欲しい。幸せであって欲しい。たとえ、私の腕の中でなくても。』
 
「でも子供だけで住ませるのに前の家じゃちょっと不安だから、建て直す間は向こうで暮らそうって。凄いんだよこの家ー。強度とかセキュリティとか。最先端技術を駆使して地震・雷・火事・強盗完全対応ー。」
親父(パパ)には非対応。
「じゃあすぐ戻ってくるって最初から決まってたのか!!?」
「うん。でも、何か悔しいから、黒むーには教えちゃ駄目って。」
何をお茶目な。あのときの『聞かれたくない話』ってこれか。
確かに、ファイが戻ってきたのになんだか敗北感。いつか迎えに行くんだと力んでいた自分をどうしてくれよう。
恐らく星史郎も知っていたのだろう。明日文句を言ってやる。
「ん?そういえば今、子供だけで住むって言ったか?」
「うん。」
「じゃあキングは?」
「そろそろ子離れするんだって。向こうに残ったよー。」
という事は。
「うわっ!ちょっ!まだ話終わってないよー!!」
「もういい。後で聞く。」
黒鋼はファイを軽々と抱き上げて、ベッドの上に降ろしてその体をまたいだ。パパが居ないなら何も気兼ねすることはない。遠慮なく首筋に唇を寄せた。しかしその先を許さず、ファイは黒鋼の胸を押す。
「ちょっと待って、黒みゅー!ほんとに駄目だって・・・!!」
「うるさい、じっとしてろ。」
「だからっ・・・駄目っ・・・」
 
ガチャリ
 
「ファイさん、盗聴器のチェック終わりましたけど、何か手伝うこと・・・・・・」
ボディーガード君、登場。
「す・・・・・・・・・すいません!見てません!何も見てません!!」
退場。
そんな見え透いた嘘をつかれても。
「・・・・・・・・・なんであいつが・・」
「だから駄目だって言ったのにー!!」
 
 
とりあえずお茶でも飲みながらゆっくり話そうということになって、黒鋼はおあずけを喰らって一階のリビングに通された。基本的な内装は前とあまり変わっていない様だ。
「というわけでー、ボディーガードはやめちゃったんだけど、オレの一人暮らしじゃ心配だから、小狼君がホームステイすることになりましたー。」
「一人暮らしじゃねえのか!!?」
「お父さんは残ったって言っただけでしょー。」
しかもホームステイといったら、日本語では同棲ではないか(ちょっと違う)。
「大体、何でこいつなんだ!」
「知ってる子の方がいいでしょー?お父さんも小狼君なら安心だって。」
「お前に惚れてるやつは皆嫌いなんじゃねえのか!?」
「そんなのバレるわけないじゃないですか。隠すのは得意ですから。」
テーブルの向かいで涼しげにお茶をすする彼は、ひょっとしなくても自分より上手なのだろうか。
「それにその・・・惚れてるとかってのは・・・一応もうごめんねって言ったしー・・・ねえ?」
「はい。大丈夫、気にしてませんよ。」
「うん。・・・あ、お茶なくなっちゃった。入れてくるねー。」
「あ、おれが・・・」
「台所はオレの担当!」
「あ、はい。じゃあ、お願いします。」
「・・・・・・。」
なんだか面白くない。黒鋼はむすっとした顔で小狼を睨みつけた。
「振られた相手と同居とは、大した度胸だな。」
「言ったでしょう。気にしてないって。ファイさんの事なら、出会った頃からずっとですから、もう慣れてます。」
「お前マゾか。」
「いえ、どっちかって言うと逆です。それに、もう雇われの身じゃないんで。」
「・・・だったら何だ。」
「いろんな制約はもうありませんから、もう気を遣って手段を選ぶ必要もありません。全力でやれます。」
「・・・・・お前・・・」
「言ったでしょう?『気にしてない』って。」
「・・・・・・!!」
諦めたのではないのか。しかもこういう性格だったか。いや、そういえば彼は星史郎のお墨付き。言われて見ればどこか似ている。ファイは気付いていないのだろうか。ああそういえば、『隠すのは得意』なのだった。
「ああ、告げ口しても無駄ですよ。黒鋼さんのほうが悪者にされるのが関の山です。」
言われなくてもそんな気がします。
「はい、お茶ー。二人とも何の話ー?」
こうなったら仕方ない。奪われないように護るしかない。黒鋼はのほほんとキッチンから戻ってきたファイに、きっと熱い視線を向けた。
「・・・・・・愛してるからなっ!」
 
 
ところで小狼がチェックしていた盗聴器。もちろんパパが仕掛けさせたものだったらしいが、無事全て押収した。
すると盗聴が叶わなくなったキングはどう出るか。
数日後、黒鋼も交えて三人でお茶していると、玄関のチャイムが鳴った。
「はーい」
インターホンで確認すると、そこには気まずそうなパパの顔。
「お父さん・・・」
『その・・・お前の料理が恋しくてな・・・』
「・・・・・・・来る頃だと思ったー。」
そう苦笑してファイは玄関に向かった。数秒後、黒鋼とパパの口論が始まって、結局小狼を加えただけの、以前の日々に逆戻り。
 
まあそれでも幸せだから。
これも一つのハッピーエンド。
 
 
=後書き=
終わった・・・ハッピーエンド編!!同時に学生パラレルもここでひと段落です。後小ネタをもそもそやるかもしれないけれど、大きな流れはここまでです。
ハワイ逃亡は初期から考えていたんですが、こんなに収拾つかなくなるとは思わなくて。
長くてスイマセン。
パパは一応二人の事を認めたことは認めたんです。
でも私の目の前で恋人オーラ出すなー!って感じ。8時以降は隣の息子立ち入り禁止!みたいな。
星史郎さんが「空港での修羅場を生で見れなかったのが残念です」って言ってますが、じゃあ間接的には見たのかって話で。じつは父上がビデオとってたんじゃないかと思うのよね。息子の成長記録の一ページとして。それがダビングされてファイさんに送られて、それを星史郎さんが見たと。もちろん父上も、ファイさんが戻ってくることは知ってましたとも。知らなかったのは黒鋼さんだけ。黒鋼さんの周りはみんなイイキャラですよ☆
とりあえずハッピーエンド編、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
 
 
復習:(雪流さん的萌ポイント)『ファイを俺にください』『盗聴器のチェック終わりました』『お前の料理が恋しくて』
予習:次回があるかは分かりませんが、信じましょう、未来を。(信じる前に書け)
 
 
                        <めでたしめでたし>