「空みたいな色の瞳だな。」

「・・・・・・それってほめてるの?けなしてるの?」

「あ?」



あお




「何で、けなすことになるんだ?ほめ言葉にはなるかもしれ・・・・・・別にほめたわけじゃなくてだな・・・」

「けなす言葉じゃないの?」

「何で空の色がけなすことになるんだよ。」

「・・・俺の国では、虚無って言う意味だったから。」

「あ?」

「そらって何も無いでしょー?からっぽなんだよ。」

「からっぽ?」

「憧れや夢を抱いても、あそこには何も無い。だから、空は虚無の象徴。」

「暗い考え方だな。」

「そうだねー。」

「・・・・・・別に俺は、ただ色が一緒だって言う事実を述べただけでだな・・・。」

「うん、分かってるよー。黒りん、優しいもんね。」

「ああっ!?」

「ねえ、黒りんは、空好き?」

「・・・・・・・・・・・・・・・。」
    
「俺の瞳の事は関係ナシにさ。」

「まあ、嫌いではねえな。」

「そっか、ありがとー。」

「お前の瞳が好きだとは一言も言ってねえぞ!!」

「分かってるよー。」

「じゃあ何がありがとうなんだよ!?」

「んー、秘密。」

「こんのっ・・・!」

「えへへー。大好きだよ。」

「ああっ!?」








ありがとう。

ちょっとだけ、自分が好きになれたから。





               


             大して内容の無い話ですいません・・・。
                たまには普通にラブラブさせてやりたいな、とか
                思ってたらこうなりました。
                ああもう黒鋼こんの照れ助!とか思っといて下さい。
                (いや、思わんでもいいですけど。)
                この二人はやっぱり悩んでる方がいいなあ・・・。







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