後書き というほど立派なものでもございません。 とにかく終わった喜びを表現するためのページです。 終わったーーーーー!!v(T▽T)v 黄金週間は花魁週間と言って書き始めて2ヶ月あまり・・・当初の予定より話がぐんぐん伸び、お前のゴールデンウィークはいつまで続くんだと内なる自分の突っ込みに耐えながらも、ようやく完成させることが出来ました!! 長かった・・・!! 一話一話が殺人的な長さですいません。キーワード的にどうしても切りたくなかったもので(それでも切ったところもあります。あってあれです。) 黒鋼過去話みたいじゃないですか。(こんな過去があったら大変だっての。) そして大和屋さん(アシュラ王)はとことん救いがなく・・・。 新造に神威ちゃんを使ったのですが、なぜ同じツバサキャラのサクラではないのかというと、別に私の個人的萌を追求したわけではなく、和泉屋若旦那には小狼はちょっと若すぎるかなと思い。 じゃぁ封真にしようかってことで新造は神威ちゃん。 忍と花魁、若旦那と花魁。二通りの愛の形がご覧頂けるかと(げふんげふん)(自分で言ってて噴出しました。) 話を書くにあたって一つだけ注意したことがありました。(一つだけかよ。) 和風だからカタカナを使わない!!ただし、『ファイ』と『オレ』は特別で。 そうなるとどうなるか解りますか。恋愛小説を書いた経験のある方。一番使ってしまうカタカナ言葉って何でしょう。そう、『キス』!! (『キス』使われへんやん!!じゃぁ何や・・・『接吻』・・・?『接吻』て微妙・・・。) 言葉のありがたみを理解する瞬間でした。 ここから先はちょっと用語解説など。雪流さんがこの話を書くに当たって付け焼刃で見につけた知識をひけらかします。(表現が悪い・・・) ついでに雪流さんの造語も白状します・・・。 花魁: 格の高い遊女。(転じて、一般に女郎。遊女。) 妹分の女郎や新造などが「おいらの姐さん」を縮めて呼んだことから。 客を自分で選べるなどの特権(?)を持っているので、一話のように途中で客を帰しても、全然問題はないかと思われます。(サービス業としては失格です。)大和屋さん(アシュラ王)可哀想・・・。 新造: 見習い遊女のようなもの。花魁の身の回りの世話をしながら、花魁から色々教わります。(作中では三味線など弾かせて見ました。個人的萌の追求です。) 遊女: 順番が適当で申し訳ない。遊郭で客の遊び相手をする女(と辞書にはあります)。 家の借金の肩代わりに店に売られてくる子が多かったようです。(たまに攫われてくる子も) 借金返済が終われば帰れるわけですが、着物代とかは自腹です。 妹遊女なんてつけられた日には、そのこの世話も自腹です。 そう簡単に借金返済は出来なかったようです。 身請け: その借金を返済して遊女を引き取るのが身請け。 客がする場合と家族がする場合があります。 高級花魁になると、現在のお金で7500万円ほど掛かったらしいです。ファイさんはこのクラスでしょうね。これだけ払って逃げられた大和屋さん(アシュラ王)って・・・。 言葉: ・『花魁の言葉に誠なし』 本当にあった言葉です。花魁は口先だけの愛を語ることが多かったようで・・・。 ・『窓辺の恋は悲劇に終わる』 ロミオとジュリエットのように。 ・『店を出たら客じゃない』 そんなことはありません。手紙を書いたり、色々とするはずですが、ファイさんはやってないってだけのお話。 ・『花魁の体に跡を残すな』 創作です。だって嫌じゃないですか?前の人の跡が残ってるの。 っていってたら事実との情報を頂きました、有り難うございます。色町の侘び寂び萌えを修得しちゃったのかもしれない!v ・『本名を呼ぶことは、また会いたいと言う意思表示になる』 創作です。最後のほうはずっと黒鋼で行きましたが、いーわーかーんー。 ちなみに大和屋さん(アシュラ王)は、ずっと『旦那』。屋号さえ呼んでもらえない哀れなお人vv 蘇摩(白鷺城くの一): 何故毒使いにしたのかというと、聖伝で、『薬師蘇摩一族』って名乗ってた覚えがあるからなんですが、聖伝全巻貸し出し中のため確認できません。(書く前に確認しろよ。) 一話で一緒に黒鋼を追いかけてる人は、アマテラスさんという名前かもしれません。 植物: ・南天 花言葉は『私の愛は増すばかり』。夏の始に白い花が咲きますが、写真ではいまいち花弁がよく見えなかったので、一枚一枚分かれて飛ぶという確証はありません。 吉原には桜が咲いていたそうですが、ここは別世界なのでね。 冬には赤い実がなり、喉の薬になります。 簪で、南天という細工は実在します。簪通販サイトみたいなところで見つけました。 ・銀龍草 腐生植物です。実在します。銀龍草か大銀龍草で検索してください。 (こいつと出会わなければここまで話が壮大になることはありませんでした・・・。) ・見返り柳 本当に在ったそうです。今は石碑みたいなのが残ってるらしい。 占い ・さいころ すいません、創作です。 ・畳算 本当に在ったそうです。 簪を投げて、落ちた場所から畳の縁までの目の数で、次のお越しを占います。 萌・・・。 指きり: 一番の萌ワードですね。花魁は惚れた男に自分の指を渡したそうです。(その指どうするんだろうと、非常に気になります。) 10人以上に小指を渡した人もいるそうです。おかしな話ですね。はい、偽物です。女の罪人の指とか、粉練って作った偽物とか。気付けよって話ですが。 ちなみにホントに斬る場合は、小指の上にかみそりを置き、鉄瓶か何かで上から殴ります。そのとき指が飛んでいってなくならないように、襖は締め切って行うそうです。(痛・・・)3人がかりだそうですよ。 他にも恋愛表現は、刺青とか断髪とか。 この刺青は、腕に互いの名を彫るんですが、○○命って彫るんですって。だからファイさんの場合は『黒鋼命』。ダサいって思うの私だけですか。 他にも気になる言葉がありましたらお気軽にどうぞ。 ここまで読んでくださってありがとうございました。 BACK |