何も言わずに読んでください。ツバサ妄想、桜都国編。 昔々あるところに、ファイさんという素敵な美人さんが住んでおりました。彼のお肌は桃のようだったので(どんなだ。)、桃太郎と呼ばれておりました。(そんな馬鹿な。) ファイさんはある日、鬼児が島に鬼児退治に行くことになりました。腰にきび団子をつけて歩いていくと、前方に犬が見えました。 「ねえねえ、このきび団子あげるから、一緒に鬼児退治に行こう?」 「あ?そんな団子一個のために、何で俺がそんな事。」 「じゃあ、君の名前は黒わんこね。さあ、出発!」 「てめえ、人の話し聞けよ!!」 そんなこんなで犬が仲間になりました。しかもこの犬、何と以前、鬼児狩りをやっていたと言うのです。何と頼もしい仲間でしょう。 二人がしばらく歩いていくと、きじとサルがいました。サルの話によると、きじは記憶喪失で、記憶のカケラである羽は、鬼児が島の鬼児が持っているというのです。 「じゃあ、一緒に鬼児退治しよう。」 こうして、きじ(サクラ)とサル(小狼)も仲間になりました。 そして一行は鬼児が島に到着しました。(早・・・) 「ほら、鬼児だよ、黒ワンコ!早く倒して!!」 「てめえも戦えよ!!」 「え〜、オレ武器持ってないしー。こういうのはやっぱり本職(鬼児狩り)に任せたほうが。」 「武器ぐらいもってこい!!ねえなら素手で戦え!」 「もお、なんのためにオレがきび団子あげたと思ってるのー?」 「オレはあんな団子一個のために、命をかけなきゃなんねーのかっ!?」 「桃太郎って、そういうお話でしょー?」 違うと思いますが。 そんなこんなで鬼児退治も無事終わり(え・・・。)きじの記憶も戻ってきました。 心優しいファイさんは、鬼児が島の宝物を、全てきじとサルにあげました。(所有権は鬼児にあると思いますが。) 「いいのかよ、全部やっちまって。」 「うち遠いから、持って帰るの重いんだもーん。それに・・・。」 「あ?」 「オレは、君と会えただけで十分。」 「・・・・・・・・。」 こうして、ファイさんの色香にまんまとだまされた黒ワンコは、ファイさんと一生幸せ(?)に暮らしましたとさ。 どこが桜都国編なのかと聞かれると、ちょっと苦しいものがありますが。しかも桃太郎馬鹿にしてる気がしますが。 たまにはギャグに走ってみました。 back |