星に願いを 3


領地の境の程近く、薬草の生える原を抜けた先に、大きな竹林がある。
その林に入ってしばらく行くと、突然開けた場所に出て、その真ん中に一際大きな竹が揺れている。
その枝に願いを書いた短冊を吊るすと、翌朝それが消えていて、消えた短冊に書かれた願いはその年必ず叶うという、諏倭に伝わる七夕伝説。
領主の親子は毎年必ず、一人一枚の短冊を。
領主の願いは毎年同じ。『諏倭が平和でありますように』
奥方の願いも毎年同じ。『皆が幸福でありますように』
幼い若君は拙い文字で『早く強くなれますように』
伝説どおり短冊は毎年朝には消えていて、諏倭は平和で皆幸せで、若君は昨年はじめて、練習用の刀を与えられた。
今年の願いも皆同じ。けれど若君はもう一つ。

「母上、頼むっ!短冊を吊るしたら直ぐに戻るから!」
「でももうこんな時間でしょう?父上達は皆酔い潰れてしまったし、一人で行くのは危ないわ。天気もあまり良くないし、庭の笹では駄目なの?」
「どうしても、あれじゃなきゃ駄目だ!毎年七夕の夜は魔物は出ないし、母上の結界の中なら安全だ!」
「・・・・・・しょうがないわねえ。」
昼間皆で行った時とは別にもう一枚。、「おねしょが治りますように。」
若君は今年、数えで6歳。いい加減深刻なお年頃。そんな願いを見られるのも恥ずかしく、夜中に一人で家を出た。空は雲って星も見えない。でも雨は降っていないからきっと大丈夫だと、信じて馬を走らせる。原を抜けて、そこで馬を下りて竹林に入り、伝説の広場に到着する。するとそこには一人、先客が居た。
「な・・・」
若君は思わず目を見張る。先客は自分より少し年上の子供だったが、その姿は明らかに自分とは異質。服は自分と似たような子供用の着物だが、向こうもこちらに気付いて、見開いた目の色は蒼。雨の匂いが混ざる夜風になびく髪は金。透き通るような肌の白さも、母や侍女達のそれとは違う気がする。
「何者だ!魔物か!?」
「え、えー!?違うよ!オレは星の使いー!」
「星の・・・?」
「願い事を集めて天に届ける使いだよー。えーっと、黒鋼君?」
「!何で名前・・・!」
そこで初めて彼の手にある短冊に目を向ける。拙い文字は確かに自分が書いた願い事。
「てめっ!返せよ!」
「駄目だよー。オレが天に届けなきゃ、この願いは叶わないよー?」
「ああ!?」
「オレは星の使い。君達が書いた短冊を、織姫様と彦星様にお届けするのが仕事なんだー。」
そう言って少年は背負っていた竹のかごを指した。中には、どこからこれだけ集めてきたのか、無数の短冊。
「じゃあ・・・毎年短冊が消えるのは・・・」
「オレが持って行くからー。あ、オレに会った事は内緒だよー?」
人差し指を立てて口に当てて、黒鋼より頭一つ分背が高い少年は、悪戯っぽく笑った。
しかしすぐに首を傾げる。表情がくるくると良く変わる子供だ。
「ところで、こんな時間にどうしたのー?何か願い忘れ?」
「あ・・・っと、その・・・」
おねしょが治ります様に、なんて。こんな短冊、差し出せるはずがない。
「おねしょかー。深刻だねー。」
「なっ・・・何で分かったんだ!?」
口に出してもいない。短冊を見られてもいないのに。それとも単なる当てずっぽうで、墓穴を掘らされたのだろうか。
「短冊を集める時にねー、願い事を読まなくちゃいけないんだー。とんでもない願い事だったら、叶えるわけにはいかないでしょー?でも短冊っていっぱい吊るされるでしょー。一枚一枚読んでたら大変だから、オレ達は近付くだけでその内容が分かるんだー。でもねー、」
少年はひらりと黒鋼の最初の短冊を差し出す。
「天に持っていける願いは、一人一枚なんだよ。どっちにするー?」
「一枚・・・だけなのか・・・?」
「うん、ごめんねー。あ、それに持って行っても必ず叶うとは限らないんだけどー。」
「そうなのか!?」
「うん。あ、あと、君のおねしょの事は確か誰かがー・・・」
少年は背負っていたかごを下ろして中を探った。そして一枚の短冊を取り出す。
「あ、ほら。」
『若のおねしょが早く治りますように。』
「・・・・・あんの眼帯ーっ!!!」
おねしょの事は内緒だと言ったのに。よりにもよって、こんなちょっとした公の場で。
「で、どっちにする?」
「・・・・・・じゃあそっちで。」
今年もいつもと変わらずに、早く強くなりたいと。
「はい、承りましたー。オレもこっちの方が好きだよ。」
そういって少年は短冊をかごに入れた。
 
「じゃあオレそろそろ行かなきゃー。雨が降ると、帰れなくなるんだ。願い事を届けられなくなっちゃう。」
「雨が降ると、織姫と彦星も会えないんだろ?」
「天の国は雲よりずっと上の方にあるから、地上が雨でも天は殆ど晴れてるよー。雨が降ることもあるけど、今日は大丈夫ー。」
少年の足元が光って、ふわりと体が浮き上がる。
「っ!」
「じゃあね、黒鋼君ー。」
「あ、ま、待て!名前!お前の名前は!?」
「オレはファイ。でも誰にも言わないでね。」
「言わない!だから、また会いたい!」
「じゃあ、来年またここで。それまでにおねしょが治るといいね。」
あと、強くなれるといいね。
そう言い残してファイは空へと舞い上がり、あっという間に雲の向こうに姿を消した。
後に残ったのは、どこまでも深い夜の闇。そして初めて、ファイが居た間は松明もないのに辺りが薄明るかったことに気がついた。夢のような光景。けれど、消えた短冊と、確かに記憶に残る名前。
「夢じゃ・・・ねえよな・・・?」
星の輝きを思わせる輝く髪を捜して空を見上げると、ポツリと頬に冷たい雫。
「うわ、降ってきた!」
目的の姿は見つけられずに、黒鋼は慌てて駆け出した。雨はすぐ土砂降りに変わる。星の使いは、無事に天へと帰れただろうか。
来年になったら訊けるだろうか。
(もしも、本当にまた会えたら・・・)

「ただいま!母上っ!母上っ!!」
「まあ、びしょ濡れ。風邪を引くわ、早く拭いて。」
「母上!俺、強くなる!おねしょも治す!だから、来年もまたっ!!」
七夕の夜の秘密の友達に会いに。
 
 
 
翌年の七夕は天気が良くて、二人は前の年よりも長く話が出来た。
「オレ達は、君達には見えない光の道を通って此処に降りてくるんだー。雨が降るとその光の道が消えちゃって。別の道を通って帰らなきゃならなくなるんだけど、それだとその夜中に短冊を届けられなくてー。去年みたいな際どい日は、降りてこない子も結構いるんだけど、やっぱり少しでも叶えてあげたいからねー。特に、ここの願い事。」
話しながら、ファイは短冊を外して背中の籠に入れる。
「とても、優しい願い事ばっかりで・・・凄く好きなんだー。」
「ずっとこの仕事をしてるのか?」
「そうだよー。君が生まれるずっと前から・・・君のお父さんが子供のころから知ってる。誰かが御領主夫婦の幸せを願って彼が結婚したことを知って、誰かが奥方様の出産の無事を祈って君が生まれることを知って、君の願い事を見て君も優しい子だって知った。そういえば、おねしょは治ったー?」
「子ども扱いすんな。」
「あれから一年しか経ってないのにー。」
そういって笑うファイは、去年と全く変わりなく。
「背が伸びてないんだな。」
「んー、君は伸びたねー。来年は追いつかれそうー。」
「ずっとそのままなのか?」
「うん、ずっとねー。」

けれど次の年、地上は朝から雨が降って、光の道が消えてしまったのだろう、ファイは降りてこなかった。

そしてまた次の年、身長は黒鋼のほうが高くなっていた。
「強くなってる?」
「ああ。父上に比べればまだまだだけど、技もいくつか使えるようになった。」
「へえー、凄いねー!」
黒鋼の成長を自分の事のように喜ぶファイ。2年ぶりのその笑顔が、2年前よりずっと嬉しい。
「それで・・・今年の願い・・・」
「んー?あれ、いつもと違うんだー。」
受け取った短冊には、2年前より少し上達した筆で
『来年の七夕も晴れますように』
「これ・・・」
「強くなるのは・・・自分の力でできる・・・でも・・・その・・・」
自然現象は、どんなに努力しても,、どうにもならないから。
「去年、寂しかったんだー?」
「べ、別にっ!!ただ、待ちぼうけ食わされて悔しかっただけだ!雨には濡れるし母上には叱られるし・・・」
「そんなに待っててくれたんだー。」
「だからそうじゃ・・」
「ありがとうー、嬉しいな。」
「・・・・・・」
にこりと、本当に嬉しそうな笑顔を見せるファイに、黒鋼は言葉を詰まらせた。
「ちゃ・・・ちゃんと届けろよ・・・」
頬が熱い。父に剣の腕を褒められた時に似て、それとは少し違うような気もする、不思議な感覚。
「うん。来年もきっと晴れるよー」
ファイはその短冊だけはかごに入れず、大切に胸に抱いて天に帰った。
 
その年から、黒鋼の願いは毎年、『来年の七夕も晴れますように』。願いは叶えられているらしく、しばらく晴れの七夕が続いて、二人の秘密の逢瀬も毎年必ず果たされた。
 
しかしある年、黒鋼はまた願いを変える。
『母上の病が早く良くなりますように。』
「お母さん、病気なんだ・・・」
「・・・ああ。」
「それでも・・・願いは変わらないんだね・・・」
母の願いは今年も変わらず、『皆が幸福でありますように』。自分では吊るしに来ることが出来ずに、短冊は黒鋼に預けたけれど。
「・・・天に持って行ったからって、必ず叶うわけじゃないって言ってたな。叶える願いはどうやって決めるんだ?」
「この短冊を、織姫様達の部屋で焚くんだよー。」
「焚く?」
「うん、お香みたいに。とってもいい香りがするんだー。その短冊が、どんな想いで書かれたものかで、香りが変わる。好きな人を想いながら書いたら甘い香り、邪悪な心で書いたら苦い香りって言う感じ。で、気に入った香りを放った願いを、お二人が叶えてくださるんだ。ここの人たちの願いは、いつも温かくて優しい香りがする。皆、とっても、優しくて素敵な人たちでしょー?お二人もお気に入りなんだよー。」
「そうか・・・。」
まるで古くからの知己の事でも話すかのように。あるいは家族の事でも話すみたいに。
会ったことなどないのに、確信を持った言葉で。
両親を。一族を。民を。そして自分を。
誇らしげに語られて、黒鋼の顔に久しぶりに笑みが戻った。母の病や、最近の魔物の横行で、張り詰めていた気持ちが解される気がする。
「なんか・・・今日、会えてよかった。・・・ほっとした・・・」
「そう・・・良かった・・・」
出来ればもう少し長く一緒に居たいのだが。
「あんまり長居できねえんだ。最近魔物が多くて。もう戻らないと。」
七夕には魔物は出ない。それはもう昔の話。だが叶えてくれるはずだ。父の願いは今年も変わらず『諏訪が平和でありますように』。
「オレも早くこれ届けなきゃ。また、来年ね。」
「ああ。」
「きっと、叶うよ。」
「・・・ああ。」

けれどそれは保証ではなく。ファイは所詮、使いでしかなく。願いを、叶えるのは彼ではない。
 
『諏倭が平和でありますように』
『皆が幸福でありますように』
『母上の病が早く良くなりますように』 

全て、今年は叶えてもらえなかったらしく、その年黒鋼は全てを失い、代わりに新しい主と刀を得た。
 
 
 
次の年は数年ぶりに雨の七夕で、白鷺城から諏倭まで戻ったがファイは降りてこなかった。その後も、どうしても会いたくて何度かそこに行ったが、七夕以外にそこでファイに会えることはなかった。
そして、次の七夕。
「あら、今夜は宴ですのに。どこへ行くんですの?」
「ちょっとな。」
「そういえば確か去年も。ひょっとしてどこかに織姫様でも?」
「・・・そんな所だ。」
からかったつもりが珍しくあっさりかわされて、主はつまらなさそうな顔をしたが一夜の休暇要請には快く応じてくれた。
馬を走らせて故郷へ向かう。今夜は空も晴れて、天の川がよく見えた。原を抜けて、馬を下りて竹林に入る。広場には先にファイが来ていて、短冊のない竹を、不安そうに見上げていた。
新しく諏倭の領主になった人物は、この竹の伝説を知らないのだろうか。民も誰も、此処まで願いに来なかったのだろうか。
何もかも変わってしまったのに、彼だけが今も何も変わらず少年の姿のまま。

「ファイ、」
「っ・・・あ・・・」
呼ぶとはっと振り向いて、黒鋼の姿にほっとした表情を見せる。けれど青い瞳は直ぐにまた不安に翳った。短冊がない理由、感じ取っているのだろう。
「あの・・・お母さん・・・は・・・?」
恐る恐る発せられた質問に、彼が悲しむことは分かっていても、返せる答えは一つしかない。
「・・・・・・死んだ。」
「・・・じゃ、じゃあ・・・皆・・は・・・?」
「・・・諏倭が魔物に襲われて・・・皆・・・死んだんだ・・・」
「・・・・・・」
見開かれた瞳から、大粒の涙が溢れ出す。
「ごめ・・・なさい・・・」
「何で・・・謝るんだ・・・」
「オレ・・・きっと叶うって言ったのに・・・。あの日・・・天の国では雨が降って・・・織姫様と彦星様の逢瀬は叶わなかったんだ・・・」
願いを叶えるのは二人の力。二人が会えなければ、誰の願いも叶わない。
「ごめんなさい・・・皆の短冊・・・オレがこっそりしまっておいて・・・去年届けたんだけど・・・」
「去年じゃ・・・遅すぎた・・・」
「ごめんなさい・・・」
謝罪の言葉を繰り返してポロポロと泣き続けるファイは、黒鋼が彼を責める為に、今日此処へ来たとでも思っているのだろうか。そんな筈ないのに。古くからの友人のように、或いは家族のように、故人を想ってくれていたファイに、真実を伝えないわけにはいかないから。そして何より、会いたかったから。
黒鋼は、そっとファイを抱き寄せた。出会ったころは頭一つ分上だった彼の顔が、今は胸に当たる。
「お前の所為じゃねえ。謝ることなんかない。」
「でも・・・皆が・・・」
「俺に、力が足りなかったんだ。今度こそ護れるように強くなるんだ。だから、お前が自分を責めるな。」
それでも、亡くした人達のために、泣いてくれる彼が嬉しい。そして、愛しい。
 
「ファイ、今年の願い・・・なんて書いていいか分からなくて、まだ何も、書いてねえんだ。」
「・・・何を・・・願いたいの・・・?」
見上げた目からこぼれる涙を、黒鋼は指でそっと拭う。全てが変わってしまったのに、彼の時間だけが変わらぬまま。自分には新しい主と新しい刀。彼には何があるのだろう。
「この1年、お前に会いたくて、何度も此処へ来た。」
「・・・オレ・・・七夕の夜しか・・・降りて来れないんだ・・・」
「それでも、いつでもお前に会いたい。」
友人みたいに。家族みたいに。或いは―――
「ほっとするんだ。何があっても、立っていられる。ずっと・・・一緒にいたい。」
繰り返される一年の中に戻したくない。移ろう時の中に連れて行きたい。過去は悲しいけれど、二人なら、立っていられる。もしも叶えて貰えるなら、護れるほどに強くなるから。
「黒鋼・・・」
「なんて書けばいいんだ。」
「・・・何も・・・何も書かなくても、込めた想いが、香りになって届くから・・・」
黒鋼から短冊を受け取り、ファイは胸に抱きしめる。
「どうしよう・・・オレ・・・凄く嬉しい・・・」
「叶うか?」
「・・・きっと。」
ファイの足元が光って、体が宙に浮き始める。今年はこれで、時間切れだ。
「次はオレから会いに行くよ。願いが叶う時に。」
「ああ、待ってる。・・・またな。」
「うん、またね・・・黒鋼・・・」

 
 
 
 
「黒鋼、黒鋼・・・起きてよ黒鋼ー。」
「ん・・・あ・・・?」
「黒鋼、おはよう・・・・・・v」
「・・・・・・・・・・」
声はファイでも姿はモコナ。
「何やってんだ白饅頭!!」
「いやーん、黒鋼が怒ったー♪(ファイボイス)」
「その気持ち悪い声真似をやめろ!!」
「ファイに黒鋼って呼ばれたいって願ったくせにー」
「何の話だ!」
「短冊だよーん、ほらほらー」
そう言ってモコナが取り出したのは、確かに昨夜自分が笹に吊るした短冊だ。
「何でてめえがそれを持ってる!返せ、このっ!!」
「あ、おはよー、黒様ー。」
「・・・・・・」
モコナを追いかけてどたどたと階段を駆け下りると、今度は本物のファイから声をかけられた。その姿を見て黒鋼は思わず動きを止める。
「・・・・・・ファイ?」
「へ?どしたの黒みゅー、いきなり名前なんてー。」
「あ・・・いや・・・何でもねえ・・・」
あれは七夕の夜の夢だったか。それとも遠い記憶だったか。
金の髪に青い瞳、白く透き通るような肌。星の瞬きを思わせる美しい名と、心安らぐ優しい笑顔。
「お前・・・ファイだよな・・・。」
「うん、そうだけどー。ホントにどしたの、黒みー。どっか悪い?オレ、新種の生物にでも見えるー?」
「・・・いや・・・何でもねえ・・・。」
(ずっと一緒に、か・・・。)
夢でも記憶でも関係ない。あの時よりもはっきりと、自覚した想いがある。けれど、願いは、変わらない。

「ところで黒様ー、オレの短冊、一枚なくなっちゃったんだー。モコナも知らないっていうし、風で飛んで行っちゃったのかなー。」
「ああ、そりゃ、使いが持ってったんだろ。」
「使いー?」
「ああ。良かったな。きっと、叶うぞ。」




終。

ファイさんの願いは叶えば良いってもんでもなさそうですが。
続けるつもりはないのに毎年何かとネタが浮かんで、タイトルが浮かばないので『星に願いを』でシリーズ化しつつあります、七夕ネタ。
人生分からんものですね。(たかが七夕小説に人生を見出す雪流さん)
うちの黒鋼さんは幸せいっぱいだと乙女化する病に冒されている気がします。
諏倭物語かと思いきや黒鋼さんの夢。記憶なのかどうかはご想像にお任せで。
でも魔物とか居る国だから、あんな子がいたっていいと思うよ。
そしてこれが夢だとすると、黒鋼さんは乙女チックシンドローム末期症状だと思われます。
そんな彼も好きだ。




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