グリンピース闘争4−present again−




「話はよ〜お分かった。」
神威と昴流の昔話を腕組みして聞いていた空汰が大きく頷く。その隣で譲刃が感心。
「なんだか、本当にそう思えてきましたね。」
「そう・・・ですか・・・?」
嵐は思わないらしい。手から刀なんか出すくせに、変なところで現実主義者だ。

「まあ、グリンピースが人類の敵かどうかは置いといてや・・・、やっぱり食いモン残す奴は農家の敵や、カラスのスパイやっ!!とにかく残さんと全部食えっ!!と、言いたいところやけど、」
そこで空汰は一呼吸。
「話が面白かったから、まあ、今回は・・・」
「今回は?」

残してもいい、と言ってくれるのかと思った。しかし、いくら関西人でも、話が面白かったぐらいでそんなに甘くない。いや、関西人だからこそ、締めるところはしっかり締める。
「王様じゃんけんや。」
「・・・・・・は?」
「三人でじゃんけんして、わいに勝った方の分はわいが食うたろ。あいこと負けたモンは自分で食べる。どや?」

要するに、空汰に勝てばこの人類の敵から逃れられるということ。
「やるっ!」
「よっしゃ。一回勝負やで。じゃーんけーん、ほいっ!」

結果。神威,勝ち。昴流、負け。
ちなみに、神威は空汰がいつも最初にパーを出すことを知っていた。
(やった・・・!!)
こんなことで人生最大級の喜びを感じている神威。天の龍はまだまだ大丈夫かもしれない。

「ほな、昴流さんは頑張って。」
「はい・・・・・・。」
別にさっきと量は変わっていないのだが、さっきより気が重いのはどうしてだろう。人間のサガというものだろうか。

そして、グリンピースに免疫のなかった昴流は、この一回が効いたのか、数ヵ月後、天の龍を抜け、人類の敵(地の龍)になってしまうのであった。




アホですいません(汗)
オチが痛いです・・・。]がこんな話だったらかなり嫌ですね。って、]じゃなくてもこんな話は嫌ですよ・・・。
私自身は別にグリンピース嫌いじゃないです。そして、私の友達では、グリンピースを食べないと背が伸びない、という法則が9割ぐらいの確立で当てはまっているのです。なぜなんでしょう。世間一般の法則なんでしょうかね。それとも私の周りがおかしいんでしょうか。(私も含めて)
それでは、こんなアホ話を最後まで読んでくださってありがとうございました。




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